2023年度の補助金が始動して3ケ月が経過し、各補助金毎に2次・3次募集のタイミングに差し掛かってまいりました。来年度以降のポストコロナ定常予算に備えて、今年の特徴を活かしましょう。
1. 事業再構築補助金:
2021年から始まった「事業再構築補助金」は3年目を迎え、当初の「コロナ禍救済補助金」から「産業構造転換促進補助金」に様変わりしてきました。即ち、①売上減少要件が撤廃され、②成長枠・グリーン成長枠・産業構造転換枠が設けられて通常枠が廃止され、③付加価値増加要件が年率>3%から4 or 5%以上に上がり、④2回目申請解禁(グリーン枠のみ)されました。10次公募(6/30締切)以降は、この「産業構造転換促進補助金」で運用されますので、主旨に沿う新規事業を申請すべきです。ただし予算がついているのは、10次~12次までですので、今秋の臨時国会で補正予算追加が成立しない限り、12次で終了します。私はR5年度補正予算での延長確率は低いと想定しています。従って2023年中に事業再構築11次/12次に申請するのが、大型一般補助金のラストチャンスです。